「自分の馬を持って、より高いレベルになりたい」
ある程度、乗馬経験を積むと、こう考える方もいるのではないでしょうか。今回は、自馬についていろいろ解説していきます。
乗馬 自馬とはどんなもの?
自馬というのは、文字通り、自分の馬ということですね。乗馬クラブでは、通常、1頭の馬を複数の会員さんが乗りますが、自馬の場合は、自分専用で乗ることができます。
自分だけが乗ることで、ほかの人が乗って、悪い癖がついたりすることがなく、高いレベルで乗れるということで、自馬を購入するというわけです。
普通はあまり購入することはありませんが、大会にでて良い成績を残したいと言う場合に、購入したりします。
あとは、足をけがしたり、体力的なことで、会員さんを乗せることができなくなったときに、処分されるのは可哀想ということで、自馬として購入するという人もいるようです。
乗馬 自馬購入のメリット、デメリット
・自馬購入のメリット
自馬を持つことで、毎回同じ馬に乗ることができて、上達も早くなりやすいです。
また、自馬であれば、他の会員さんが乗らないので、変な癖がつきにくかったりしますし、馬と一緒により高いレベルの乗馬ができるようになるといえます。
今までできなかったことができるようになるというのは大きな喜びですし、精神的に大きな満足感が得られるのではないでしょうか。また、自分の馬ということで、愛着が湧きますし、より、深い信頼関係が馬と築けると思います。
高いレベルになることで、大会でも好成績を残しやすくなりますし、愛馬と一緒に上達して充足感を得られるのではないでしょうか。
・自馬購入のデメリット
なんといってもお金が高いというのが最大のデメリットですね。馬を購入する際の費用だけではなく、管理にもお金がかかります。
装蹄料や医療費、食費、運動量など、様々な費用が掛かりますので、資金があんまりないという方にとっては、厳しいといえます。料金のシステムも乗馬クラブによってばらつきがあり、様々な費用の支払いが必要になったりするので、安易に手を出すと、お金がどんどん無くなってしまいます。
乗馬 自馬は購入すべき?
経済的に余裕があって、その馬と一生添い遂げることができるという強い気持ちであれば、自馬を購入してもいいかもしれませんね。
ただ、安易にペット感覚で自馬を購入しようとすると、後悔する人が多いみたいです。
決して安くないですし、ランニングコストも非常に掛かりますので、経済的に余裕がないと厳しいと言えますね。
上達が早くなりますし、メリットはあるものの、費用対効果はそこまでかなという印象です。大きな大会で優勝したいとか、本格的に馬術を極めたいという方であれば、購入してもいいかもしれませんが、一般の乗馬好きという方は、手を出さないほうがいいかなと思います。
自馬を購入しなくてもある程度、うまくなりますしね。ほかの会員さんと共有する自馬とか、半自馬制度とかもあったりするので、そういうのを検討してみるのもありですね。
乗馬 自馬の価格や購入のタイミングは?
自馬の価格については、血統や年齢、調教具合などによって、ピンきりです。
100万~200万とかかったり、海外の血統が良い馬などの場合には、1000万円以上かかることもあるようです。
購入費用だけではなく、管理費用で月に数十万円かかるケースもあるので、相当資金に余裕がないと難しいですね。
購入のタイミングは、状況によって全然違ってきますので、ベストなタイミングがいつか、明確に断言することはできませんが、資金に余裕を持っていて、しっかり費用を賄うことができる状態で買うのが最低限の条件だと思います。
自馬を購入するように、乗馬クラブの人間に勧められたとしても、安易にのらないほうがいいでしょうね。やっぱりお金もかかりますし、責任も生じますので、慎重に判断したほうがいいのではないでしょうか。
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