馬は乗っている人も見るというのはよく言われていることですね。
実際のところどうなのでしょうか。私の体験談なども踏まえて紹介させていただきます。
馬は人を見るって本当?
馬が人を見るかどうかについては、いろんな意見があるようですが、個人的には、人を見るというのはあると思います。
馬は繊細で臆病な動物であり、警戒心も強いです。接する人をよく観察していると思いますし、そういう意味で「人を見る」というのはあると思われます。
馬の扱いに慣れている人が近づいた場合には、リラックスして、対応してくれますが、初心者の場合は、馬も緊張していたりします。
また、「馬は人の感情を読み取っている」という大学の研究もあり、笑っていたり上機嫌だと、馬もそれを感じ取って、リラックスしたりするそうです。
逆に、人間が怒っていたり、不機嫌だったりすると、馬は自分にとって脅威となるような行動をするのではないかと警戒したりするそうです。
乗馬中に馬は人を見て、初心者を舐めたり、馬鹿にしてくる?
乗馬をしているときも、馬は人を観察していて、乗っている人によって、従順になったり、反発したりすることがあります。
初心者が乗ると、馬は動かない、動きが悪いことが多いです。これはいろいろな理由があると思いますが、人を見て、初心者ならサボれると思って、動かないこともあると思います。
初心者の場合は、怖かったり、緊張していたり、馬がかわいそうと思ってしまい、明確な指示が与えられなかったりするのですが、そうすると馬は乗り手を無視してもいいと思って、好き勝手したりすることが多いです。
「馬に舐められた」とか「馬に馬鹿にされた」みたいな感じで意気消沈してしまう人もいますが、これは、誰もが経験することなので、あんまり気にしなくてもいいと思います。
初心者を脱して、中級者とかになってくると、指示をよく聞くようになって、動きも変わってきます。
練習を重ねて、乗馬の技術が向上することによって、馬の動きも変わるので、「馬は人(の技術や経験)を見る」といえるかもしれません。
慣れて上達していけば、馬鹿にされたり、言うことを聞かないといいうことはなくなっていくと考えておくといいと思います。
馬に気持ちよく運動してもらうために大事なこと
馬も人間と同じで、いろんな性格の子がいます。
言うことが聞かない馬もいれば、従順でおとなしい馬もいますし、その日の体調とかによっても馬の動きは違ってきたりします。
思うように動かなかったときに、「馬に舐められているのでは?」とか、「馬に嫌われているのでは?」と悩んだりすることもあると思います。
これについては、あんまり深刻に悩まなくてもいいと思います。
馬の動きがいいか、悪いかについては、様々な要素がありますので、一概に乗り手が悪いとはいいきれません。
練習や経験を積んでいけば、どんな馬であっても、ある程度、指示を聞かせることができて、思うように動いてくれるようになります。
一朝一夕ではできませんが、その過程を楽しんでいくのが乗馬の醍醐味ともいえますし、あんまり考えすぎないほうが良いかと思います。
思いやりをもって馬にのり、技術も伴うことで、人馬一体となり、理想的な良い動きができるようになりますので、楽しみながら練習を続けていくのがいいのではないでしょうか。
コメントを残す